マルチガス対応の空冷式冷却器は、最大限の柔軟性を実現するよう設計されており、オペレーターは現在広く使用されているA1冷媒でシステムを稼働させながら、将来的に可燃性冷媒であるA2LまたはA3冷媒への移行に完全に備えることができます。ほとんどの場合、冷却器の改造や交換を必要としません。

この柔軟性により、長期的な投資コストが削減され、あらゆる冷媒タイプに対応するシステムの在庫確保と納期が改善されます。

A2L冷媒は軽度の可燃性を有し、従来のA1冷媒と比較して地球温暖化係数（GWP）が低い。空調・冷凍業界がより持続可能なソリューションへ移行する中、A2L冷媒、特にPFASフリーのA3冷媒は、環境性能と安全性のバランスを保ちつつ、多くの用途で優先的に選択されるようになっている。

継続的な革新の一環として、A2LおよびA3冷媒での安全な運転をサポートするため、当社のエアクーラー製品群を更新します。製品識別を容易にするため、A2L/A3対応モデルは名称に「FX32」サフィックスを付加します（例：KCB-201-6BE-FX32-2）。従来の「HX32」表記に代わるものです。

さらに、梱包に新たに採用したマルチガス対応ラベルにより、各製品が対応する冷媒を迅速かつ明確に視覚的に識別できるようになります。